私たちが光と想うすべて
2025年9月13日~9月26日
大都会ムンバイから、海辺の村ラトナギリへ──
仕事、恋、結婚。ままならない人生に揺れる女性たちの友情を描く
儚いけれど決して消えない光を放つ、心揺さぶる感動作
注目の新星が映画界に現れた。ムンバイ出身のパヤル・カパーリヤーが監督した『私たちが光と想うすべて』は、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、大きな話題に。洗練された映像と詩のような語りが、国を越えて人々の胸に届いている。
物語の舞台は、喧騒のムンバイ。看護師のプラバと陽気な同僚アヌは、同じ部屋に暮らしながらもどこか距離があった。結婚相手と離れ離れのプラバ、秘密の恋に葛藤するアヌ。ある日、病院の食堂で働くパルヴァティが故郷へ戻ることになり、ふたりは彼女を見送る旅に出る。辿り着いたのは、神秘的な自然に囲まれた海辺の村。そこで彼女たちは、それぞれの人生を変える出来事と出会う──。
異なる世代と背景を持つ三人の女性が、互いを静かに認め合いながら、自らの人生を見つめ直していく姿が、優しい光となって観る者の心に差し込む。ムンバイの喧騒とラトナギリの自然が美しく対比される映像、細やかな環境音や光の演出。タイトルのとおり、画面からこぼれる多様な“光”が、確かに希望を照らし出す。
© PETIT CHAOS - CHALK & CHEESE FILMS - BALDR FILM - LES FILMS FAUVES - ARTE FRANCE CINÉMA - 2024
| 上映期間 | 2025年9月13日~9月26日 |
|---|---|
| 上映時間 | 1時間58分 |
| 年齢制限 | PG12 |
| 監督 | ・脚本:パヤル・カパーリヤー |
| 出演 | カニ・クスルティ、ディヴィヤ・プラバ、チャヤ・カダム |
| 制作国 | フランス、インド、オランダ、ルクセンブルク |
| 制作年 | 2024 |
| 公式サイト | https://watahika.com/ |