ピアノフォルテ

世界最古にして最高峰の大舞台に
青春を賭ける若き天才たち。
そこにあるのは栄光か、
それとも……。


5年に一度、ショパンの出身国であるポーランド・ワルシャワで開催される世界最高峰のピアノコンクールを追ったドキュメンタリー。1927年の第1回以来、ショパンの作品だけを課題曲とし、名だたるピアニストを輩出してきたこの大会は、出場するだけでも名誉、入賞すれば世界的な成功が約束される憧れの舞台だ。

本作は、日本人の反田恭平さんと小林愛実さんの日本人ふたりが入賞するという快挙を成し遂げた2021年の第18回大会をクローズアップ。
コロナ禍で開催が1年延期されるなか、国籍も育ってきた環境も異なる6人の若きピアニストたちにスポットをあて、彼らの情熱、葛藤、舞台裏のドラマを克明に映し出す。緊張に押しつぶされそうになる者、プレッシャーを力に変える者、優しい指導者とともに栄光を目指す者、厳しい指導に苦しむ者。それぞれの背景や想いが交錯し、21日間にわたる過酷な審査の過程がリアルに迫る。

すべてを捧げて戦い終えた若者たちを“ノクターン第8番”が包み込むとき、魂を揺さぶるような感動が胸に押し寄せる。

ポーランド映画として初の国際エミー賞芸術番組部門最優秀賞受賞。2025年、世界が注目するコンクールの真髄を堪能できる一作。


２０２５年９月２６日より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA 他全国ロードショー

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