プラハの春 不屈のラジオ報道

1968年〈プラハの春〉―ソ連軍が侵攻する中、 市民と自由のために、真実の放送を続け闘ったラジオ局員たちの緊迫の実話！

世界中で若者たちの理想が爆発した1968年、ソ連の共産主義支配下にあったチェコスロバキアでも民主化運動が広がり、“プラハの春”が訪れる。その裏で、国営ラジオ局では部長ミラン・ヴァイナーのもと、局員たちが政府の検閲に抵抗し自由な報道を続けていた。

物語は、学生運動に参加する弟パーヤを見逃すため、上司の命令でラジオ報道部を監視するスパイ活動を強いられた中央通信局の職員トマーシュを追う。真実を伝えようとするヴァイナーや局員たちの真摯な姿勢を目の当たりにし、信頼されるようになったトマーシュは、良心の呵責と弟の安否の板挟みで苦悩する。

国民が歓喜に湧いた“プラハの春”直後、ソ連が軍を率いてチェコスロバキアに侵攻。軍は最大報道機関であるラジオ局を制圧し、虚偽の放送を流そうと試みる。しかし、報道局員たちは権力と戦車に立ち向かい、回線技術を駆使して局外から真実を報道し続け、市民を励まし続けた。トマーシュが下す、驚くべき決断とは。

この心揺さぶる感動の実話は、チェコ本国で年間動員1位、国内映画年間興行成績1位を記録し、チェコとスロバキア両国の最高映画賞で16冠という圧巻の受賞を果たした。第97回アカデミー賞国際長編映画部門のショートリストにも選出された、チェコ映画史に残る作品。


１２月１２日（金）、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開

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