安楽死特区

2026年2月28日~3月6日

死にたいと願うのはエゴか――。生きていてと願うのは愛か――。

もしも日本で「安楽死法案」が可決されたら――。 2025年、イギリス議会で終末期の成人が「死を選ぶ権利」を認める法案が可決されるなど、欧米諸国では安楽死の合法化が現実のものとなっている。本作は、この世界の潮流を受け、日本で試験的に「安楽死特区」が設置された近未来を舞台に描かれる物語。

余命半年を宣告されたラッパーの章太郎と、パートナーでジャーナリストの歩は、安楽死制度の実態を内部から告発することを目的に、特区の施設「ヒトリシズカ」に入居する。 施設には、末期がんに苦しむ人、完全に呆けてしまう前に死なせてほしいと願う元漫才師など、それぞれに事情を抱えた入居者たちが暮らしていた。倫理と政治の最前線で物議を醸すこの場所で、章太郎の病状が悪化していく中、彼は歩に相談なくある究極の決断を下す――。

在宅医として 2500 人以上の看取りを経験してきた医師で作家の長尾和宏による同名小説を、『夜明けまでバス停で』の高橋伴明監督が映画化。脚本に丸山昇一を迎え、安楽死が合法化された社会の姿を、リアリズムをもってスクリーンに刻みつけた。主演の毎熊克哉と大西礼芳に加え、奥田瑛二、加藤雅也、板谷由夏ら実力派キャストが集結。最期を迎える患者、選択を支える医師、そして愛する者――それぞれの視点が織りなす群像劇を通して、制度と人間、理想と現実の狭間で揺れ動く人々の姿を描き出す。見る者一人ひとりに、生と死の根源を見つめさせる静かで重い問いを投げかける。

2026年1月23日(金)より全国公開

©「安楽死特区」製作委員会

上映期間 2026年2月28日~3月6日
上映時間 2時間9分
監督 高橋伴明
出演 毎熊克哉、大西礼芳、加藤雅也、筒井真理子、板谷由夏、下元史朗
制作国 日本
制作年 2025
公式サイト https://anrakushitokku.com/