砂丘
2026年5月2日~5月8日
果てしなき不毛の地で、ふたりの愛と自由は幻と化した
1960 年代末、ロサンゼルス。学生集会での虚しい議論に背を向け、マークは拳銃を手に学内で弾圧行為に及ぶ警官隊にひとり立ち向かう。だが発砲のチャンスを逸して逃走、飛行場でセスナを奪い、大空へと飛び立った。一方、L.A.の土地開発会社で秘書を務めるダリアは、アリゾナでの会議に参加するため車を走らせていた。広大な砂漠で運命的に出会ったふたりは「死の谷」(デス・ヴァレー)へと向かう。不毛の地が続く異様な景勝地〈ザブリスキー・ポイント〉にたどり着くと、そこには幻のような光景が広がっていた・・・。
フェリーニ、ヴィスコンティと並ぶイタリアの巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ。世界三大映画祭のすべての最高賞を獲得した彼が、アメリカのメジャー・スタジオMGMから潤沢な予算を得て完成させた超大作。
現在まで続く政治的混乱と、自由の名のもとに発展する資本優位の消費社会をクールな視点で描いた本作は、初公開時の不当な低評価を覆し、近年、鮮烈な色彩感覚とスケール感あふれるスペクタクルとして世界的に評価が高まっている。時間が静止したかのように広がる砂漠の風景、大量生産/大量消費を煽る広告と看板の氾濫、そしてそれら全てを一気に破壊する映画史上空前の大爆発——。本作は巨匠がアメリカの過去と現在を幻視した壮大な黙示録であり、後の『パリ、テキサス』(1984)にも連なる〈異邦人が視たアメリカ〉の先駆けとなった野心的な重要作となっている。
配給:コピアポア・フィルム
© 2026 WBEI
| 上映期間 | 2026年5月2日~5月8日 |
|---|---|
| 上映時間 | 1時間53分 |
| 監督 | ・脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ |
| 出演 | マーク・フレチェット、ダリア・ハルプリン、ロッド・テイラー |
| 制作国 | アメリカ |
| 制作年 | 1970 |
| 公式サイト | https://zabriskie-point2026.com/ |