『ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう』舞台挨拶(ご予約はこちら)
2025年10月26日(日)
絶望のなみだを 希望のひとしずくに
2016年、沖縄の水道水から米軍基地由来とみられる有害物質PFASが検出された。しかし、日米地位協定の壁により、調査さえ許されない現状が続いている。
一方、PFASの危険性を認識し、いち早く規制に乗り出したアメリカ。その原動力となったのは現地の女性たちだった。自身も3児の母である監督・平良いずみは、無自覚のうちに子どもに有害物質を与えていたかもしれないという衝撃と痛みが、今作の原動力となった。アメリカ各地の事例と対比させながら、日本の制度的無策と向き合っていく姿勢が貫かれる。世界各地でPFAS汚染に立ち向かう女性(ウナイ)たちの物語。

ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう
◆舞台挨拶日時 10月26日(日) 10時00分の回(上映後)
◆会場 ほとり座シネマホール
(富山県富山市総曲輪三丁目 3-16 ファッションビル4階)
◆登壇者
監督 / 平良(たいら)いずみさん

プロフィール:
沖縄県出身。GODOM沖縄 ディレクター。
元沖縄テレビ キャスター(1999年入社)。医療・福祉・基地問題などをテーマにドキュメンタリーを制作。沖縄で広がるPFAS汚染を追い続けている。これまでに3本のテレビドキュメンタリーを制作。最新作『続・水どぅ宝』(2024年2月放送)ではアメリカの現地取材を敢行し、汚染の先に待ち受ける現実を提示した。
『どこへ行く、島の救急ヘリ』(2011年)、『まちかんてぃ』(2015年)、『菜の花の沖縄日記』(2018年)、『水どぅ宝』(2022年)で民間放送連盟賞テレビ報道部門優秀賞、『菜の花の沖縄日記』で第38回「地方の時代」映像祭グランプリを受賞。
2020年、映画『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』で初監督を務める。「放送ウーマン賞2019」を受賞。PFAS汚染を追った『水どぅ宝』は、民放連賞・「地方の時代」映像祭・ギャラクシー賞の優秀賞など受賞多数。2024年2月制作の『続・水どぅ宝』は放送文化基金賞 奨励賞。
コメント:
「私は、執念深い」
監督である私、平良いずみのそんな変な告白から始まる映画になりました。映画をご覧になるみなさんが凍りついてしまわないか今から気が気でならないですが、笑ってもらえたら嬉しいです。
この作品は、執念深い私が四半世紀勤めたテレビ局を辞めてまで追ってきた“PFAS汚染”についての記録。起点となったのは9年前、沖縄県民45万人が飲んできた水道水にPFAS・有機フッ素化合物が含まれていた事。生まれたばかりの息子に水道水でつくったミルクを与えていた私は、こう思ったのです――「絶対、許さない」。改めて書いてみると…、怖いですね。
でも、問題に食らいつき気付いた時には、世界の至る所で汚染問題の解決を求め立ち上がった女性たちに出会い、言葉の壁を越え想いが通じ合う瞬間を何度も経験しました。汚染問題に直面した彼女たちはどう生きたか…、映画では透明な闇の先にある明るいひとつの光を描いたつもりです。ぜひご覧ください。
◆チケット販売概要
- 一般:2,000円
- 会員・シニア・学生・障がい者:1,500円
- 高校生以下:1,000円
- 未就学児:無料
※ペア50割、月曜サービス、協賛金券、ポイント、インビテーションは適用外
※ムビチケのご利用はできません

◆ご予約
イベント上映のため、ご予約のお客様が優先となります。
参加をご希望のお客様は、イベント予約フォームにてご予約をお願いいたします。
『ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう』
監督:平良いずみ
2025/日本/1時間46分
©2025 GODOM 沖縄