はだしのゲンはまだ怒っている

2025年11月29日~12月5日

アメリカに真正面から怒り続ける少年ゲンとは?

漫画『はだしのゲン』は、なぜ、いまなお私たちを熱くするのか?
その〈誕生〉から〈現在〉を見つめるドキュメンタリー

広島に落とされた原子爆弾で被爆し、家族を失った少年ゲンが、貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿を描いた漫画「はだしのゲン」。主人公・ゲンのモデルは6歳で原爆を体験した作者の中沢啓治さん自身。「週刊少年ジャンプ」での連載が始まった1973年から半世紀、25ヶ国で翻訳出版され世界中で読まれ続けてきた。しかし近年は、「描写が過激」「間違った歴史認識を植え付ける」と、学校図書館での閲覧制限を求める声が上がったり、広島市の平和教材から消えるなどして、大きな議論を呼びました。
なぜ、いまなお一作の漫画がこれほどまでに私たちを熱くするのか?


本作は、メディア・アンビシャス映像部門大賞、第15回衛星放送協会オリジナル番組アワード番組部門〈ドキュメンタリー〉最優秀賞などを受賞したBS12スペシャル「『はだしのゲン』の熱伝導 ~原爆漫画を伝える人々~」(2024年9月放送)の映画化。監督は数々の傑作ドキュメンタリー番組の演出を手がけ、本作が映画初監督となる込山正徳。制作は、テレビ番組と同じく東京サウンド・プロダクション。映画化に際して、込山監督を敬愛してやまない大島新(『香川1区』『国葬の日』)と前田亜紀(『NO選挙,NO LIFE』)が共同プロデューサーとして参加。
戦後80年を迎えるいま、映画は不朽の反戦漫画の誕生から現在を見つめ、私たちが生きているこの世界に溢れる、怒りや悲しみ、そして優しさを映し出してく。

(C)BS12 トゥエルビ

上映期間 2025年11月29日~12月5日
上映時間 1時間30分
監督 ・企画・編集:込山正徳
制作国 日本
制作年 2025
公式サイト https://gen-angry.jp/