見はらし世代
2026年1月10日~1月16日
───2025年、未明
家族、東京、あたらしい景色
2025年、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に日本人史上最年少となる26歳で選出された、団塚唯我監督のオリジナル脚本・初長編作品。
主人公の青年・蓮と、結婚を控え将来について悩む姉。そして母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になった、ランドスケープデザイナーの父。渋谷の街を舞台に、関係を再び見つめ直そうとする彼らを描く本作は、普遍的な家族の風景から、都市の再開発がもたらす影響までを繊細に描き出す。きわめて軽やかに、ただ、決して切実さは失わずに。観客に開かれた、新人監督の瑞々しい感性による新しいスタイルの日本映画が誕生した。
主演の蓮を演じるのは、映画デビュー作で新人賞を受賞した若き技巧派俳優の黒崎煌代で、団塚監督の初長編作で自身も初主演という大役に挑んだ。父親・初役には遠藤憲一、母親・由美子役に井川遥、姉・恵美役には木竜麻生と、実力派の俳優陣が集結。
〈Story〉
再開発が進む東京・渋谷で胡蝶蘭の配送運転手として働く青年、蓮。ある日、蓮は配達中に父と数年ぶりに再会する。姉・恵美にそのことを話すが、恵美は一見すると我関せずといった様子で黙々と自分の結婚の準備を進めている。母を失って以来、姉弟と父は疎遠になっていたのだ。悶々と日々を過ごしていた蓮だったが、彼はもう一度家族の距離を測り直そうとする。変わりゆく街並みを見つめながら、家族にとって、最後の一夜が始まる――
©︎2025 シグロ / レプロエンタテインメント
| 上映期間 | 2026年1月10日~1月16日 |
|---|---|
| 上映時間 | 1時間55分 |
| 監督 | 団塚唯我 |
| 出演 | 黒崎煌代、遠藤憲一、木竜麻生、菊池亜希子 |
| 制作国 | 日本 |
| 制作年 | 2025 |
| 公式サイト | https://miharashisedai.com/ |