ボーイ・ミーツ・ガール〈特集|レオス・カラックス 初期傑作4Kレストア版上映〉
2026年3月7日~3月20日〈日替わり上映〉
夜のパリを彷徨う孤独な魂
レオス・カラックス すべての出発点
親友に恋人をとられたアレックスは、恋人とケンカしたミレーユと偶然出会う。一目惚れ、そしてやがてくる思わぬ悲劇が、コップの水が静かに溢れ出すような緊張感で語られる。 フロントガラスが割れた車の母子。セーヌ川の河岸での‟初めての殺人未遂‟。デヴィッド・ボウイを聴きながら夜の街をうつろうアレックス。ゴダールの『気狂いピエロ』を彷彿とさせる奇妙なパーティー。出会いの瞬間に割れるグラス。アレックスとミレーユの夜更けの語らい。記憶か夢の断片のような美しいシーンの連鎖と、アレックスの詩的で独白的な語りによって、物語は夜の闇のなかをたゆたうように進んでゆく。
撮影当時22歳だったレオス・カラックスの初長編作。1984年カンヌ国際映画祭でヤング大賞を受賞し、「ゴダールの再来」「恐るべき子供」と世界を驚愕させた。ヌーヴェルヴァーグやアメリカ・フィルムノワールの影響を受けつつ、コクトー、ブレッソン、キートンら過去の映画への参照・引用が随所に散りばめられている。 出演は、本作を機に"アレックス三部作"を歩むことになる新人時代のドニ・ラヴァンとミレーユ・ペリエ。撮影は盟友ジャン=イヴ・エスコフィエが担当し、25ミリ広角レンズと高感度フィルム「イルフォードHP5」によって、夜のパリを美しく、かつ鋭利に切り取っている。今回の公開は、オリジナルカメラネガからデジタルレストアされた待望の4K版。撮影監督キャロリーヌ・シャンプティエ監修のもと、伝説のデビュー作が極上の映像で蘇る。
© Eurospace
| 上映期間 | 2026年3月7日~3月20日〈日替わり上映〉 |
|---|---|
| 上映時間 | 1時間44分 |
| 監督 | ・脚本:レオス・カラックス |
| 出演 | ミレーユ・ペリエ、ドニ・ラヴァン |
| 制作国 | フランス |
| 制作年 | 1983 |
| 公式サイト | https://carax4k.com/boy-meets-girl/index.html#introduction |