ショート・パルス 5つの鼓動

2026年4月18日~4月24日

現代を撃ち抜く、映像の心拍

日本、アメリカ、ギリシャ、イギリス、イタリア……
現代映画をゆるがす全く新しい感性たちが、短い時間に託した映像のエッジ。ひとつひとつの映像に映画の未来が鼓動している。

日本からは『HAPPYEND』の空音央が安藤サクラを主演に迎えて参加。さらに『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス、『関心領域』のジョナサン・グレイザー、『幸福なラザロ』のアリーチェ・ロルヴァケルと『顔たち、ところどころ』のJRが集結。

短い上映時間に込められた強烈な映像表現が観る者の感覚を揺さぶる、刺激的なラインナップ。国と言葉の境界を越え、見る者の身体と感覚を揺さぶるショートフィルムの最前線。国内外のフィルムメーカーたちの最新作が一堂に会する、見逃せないプログラムとなっている。

—— 作品詳細 ——

『まっすぐな首』
悪夢から目覚めると、首に激しい痛みが走っていた。女はいつもの朝の支度をしようとするが、日常のささいな動作すら困難で、痛みは容赦なく彼女を蝕んでいく。断片的な記憶、悪夢の残響、そして“動く”という行為そのものとの闘いに引きずり込まれていく、シュルレアリスム的オデッセイ。

▪︎2025年/日本・中国/11分
▪︎監督・脚本:空音央|原作:楢崎萌々恵|撮影:小田香
▪︎キャスト:安藤サクラ、北方こだち

『ニミック NIMIC』
妻と3人の子供がいるチェロ奏者の男は、オーケストラのリハーサルの帰り、地下鉄の中で奇妙な女と遭遇する。その女は男の言動を真似して家族に溶け込み始め、男の居場所はなくなっていく。ヨルゴス・ランティモスが描く、静かで不気味な“乗っ取り”の寓意劇。

▪︎2019年/ドイツ・アメリカ・イギリス/12分
▪︎監督:ヨルゴス・ランティモス|脚本:エフティミス・フィリプ、ヨルゴス・ランティモス|撮影:ディエゴ・ガルシア
▪︎出演:マット・ディロン、ダフネ・パタキア

『ザ・フォール THE FALL』
フランシスコ・ゴヤ《理性の眠りは怪物を生む》に着想を得た、静かで不穏な短編。吊るされた男、仮面の群衆、息をひそめるような沈黙。秩序と暴力、崇拝と恐怖のあわいに、私たちは何を見るのか。『関心領域』のジョナサン・グレイザーが映像と音で放つ、言葉なき“落下”のビジョン。

▪︎2020年/イギリス/7分
▪︎監督・脚本:ジョナサン・グレイザー|撮影:トム・デベナム
▪︎キャスト:ジェームズ・アダムス、スチュアート・アンダーソン

©BBCFilms & AcademyFilms

『ストラスブール1518 STRASBOURG 1518』
1518年、ストラスブールの街を突如襲った謎の現象。人々は踊り続け、倒れてもなお踊り、命を落とす者すらいた。「踊りのペスト」と呼ばれたその史実に着想を得て、現代を代表するダンサーたちと“隔離の中で”つくられたコラボレーション作品。

▪︎2025年/イギリス/10分
▪︎監督・脚本:ジョナサン・グレイザー|撮影:ダリウス・コンジ
▪︎キャスト:アンドレイ・ベレジン、ボティス・セヴァ

©British Broadcasting Corporation and Academy Films 2020. All Rights Reserved

『都市の寓話 An Urban Allegory』
プラトンの『洞窟の比喩』では、彼はこう問いかける。もし囚人のひとりが鎖を解き、洞窟の外へ逃れたら、何が起こるのか? そしてもし、その囚人がジェイ、7歳の小さな男の子だったとしたら? アリーチェ・ロルヴァケルとアーティストJRが生み出す、夢と現実のあわいに浮かぶ静かな映像詩。

▪︎2024年/フランス/21分
▪︎監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル & JR|撮影:ダリア・ダントニオ
▪︎キャスト:ナイム・エル・カルダウイ、リナ・クードリ、レオス・カラックス

© Ad Vitam Films / Social Animals / Arte France Cinéma / 2024


配給:グッチーズ・フリースクール

上映期間 2026年4月18日~4月24日
上映時間 1時間1分
監督 空音央、ヨルゴス・ランティモス、ジョナサン・グレイザー、アリーチェ・ロルヴァケル & JR
出演 安藤サクラ、マット・ディロン、ジェームズ・アダムス、アンドレイ・ベレジン、ナイム・エル・カルダウイ、レオス・カラックス 他
制作年 2019 - 2025
公式サイト https://www.shortpulse2026.com/