ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家

『ラ・ラ・ランド』にも多大な影響を与えた、
ルグランの創作の舞台裏と人生を描く
人生の軌跡と最後の舞台に迫る圧巻のドキュメンタリー


『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』などで知られ、3度のアカデミー賞を受賞したフランスの巨匠ミシェル・ルグラン。手掛けた映画音楽は200本以上に及び、ジャック・ドゥミ監督との名作群をはじめ、マイルス・デイヴィスやバーブラ・ストライサンドら伝説的アーティストとの共演を重ね、その創造力で映画音楽の歴史を塗り替えてきた。『華麗なる賭け』や『思い出の夏』での受賞、『シェルブールの雨傘』が挑んだ全編音楽による語りの革新は、後に『ラ・ラ・ランド』を生む源流ともなった。

本作は、ルグラン自身と関係者の証言を通して、その知られざる創作の舞台裏と人生を描き出すドキュメンタリー。華々しい栄光の裏に潜む挫折や苦悩、練習における妥協を許さない姿勢など、音楽にすべてを捧げた一人の芸術家の真の姿が浮かび上がる。2019年に亡くなる直前まで情熱を燃やし続け、日本でのブルーノート東京公演に臨んだ姿も記録。日本映画『ベルサイユのばら』の音楽や、CMでも愛される「ディ・グ・ディン・ディン」など、日本との深い縁も紹介される。

世界を変えた音楽家の生涯と最後の舞台──その生き様は、私たちに心揺さぶる感動と生きる指針を与えてくれる。


9月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

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